パーキンソン病とは手が震えたり、筋肉がこわばったり、姿勢が取りづらくなるという病気で、50代以上の人に多く見られる病気です。
最近だと、みのもんたさんなどがパーキンソン病と闘っていると公表されましたよね。
ただ実は、パーキンソン病自体が珍しい病気ではないため、パーキンソン病を患っている有名人は結構たくさんいます。
パーキンソン病だった有名人や現在もパーキンソン病と闘っている有名人、パーキンソン病の症状や治療方法などを紹介していきます。
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パーキンソン病はどんな病気?完治することはない?
パーキンソン病は、大脳基底核の1つである黒質と呼ばれる部位が変性することでドーパミンの作用が失われ、スムーズな運動が行えなくなる病気です。
パーキンソン病の主な症状は以下の4つです。
【パーキンソン病の主な症状】
- 手足がふるえる(振戦)
- 動きが遅くなる(無動)
- 筋肉が硬くなる(固縮)
- 体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)
これらの症状に加えて、表情が乏しくなる、声が小さくなる、字が小さくなる、歩き方が代わる等の運動症状が見られることもあるそうで、進行すればうまく身体を動かせなくなるなど、日常生活にも大きな支障をきたす病気なんだそうです。
パーキンソン病における姿勢異常について
— 太田 経介 (@o_taned) January 31, 2024
姿勢異常間の関連、垂直性、重力知覚、右半球、前庭機能、視空間認知、ジストニア、薬剤、非運動症状、ミオパチー、筋ファイバー、筋収縮効率、感覚の重みづけ、カップリングモーション、不安定性と代償、治療アルゴリズムの理解は外せないと思う。
パーキンソン病は高齢者が罹りやすい?
パーキンソン病は、特に珍しい病気ではないそうで、日本にも約15万人程の患者さんがいるんだとか。
後で詳しく紹介しますが、みのもんたさんも、現在パーキンソン病と闘っておられますよね。
50代頃から症状が見られ、年齢が上がるにつれて、患者さんも増加するんだそう。
また若いから大丈夫!というわけでもないそうで、40歳未満でもまれにパーキンソン病を発症してしまうことがあり、「若年性パーキンソン病」と呼ばれるそうです。
ハリウッドスターの、マイケル・J・フォックスさんは、「若年性パーキンソン病」を発症したことで有名ですよね。
パーキンソン病の治療方法は?
パーキンソン病の治療方法には、主に以下の3つの方法があると言われています。
薬物療法
ドーパミン補充薬や非ドーパミン系治療薬などを服用して、パーキンソン病の症状を抑える方法です。
患者さんの年齢や症状の重さによって、薬の種類や量を調整されるそう。
薬物療法は、パーキンソン病の治療の中心ですが、副作用や運動合併症に注意が必要な治療だそうです。
外科療法
脳に電極を埋め込んで、パーキンソン病の症状が出やすい部位に電気刺激を与える方法です。
薬物療法で症状がコントロールできない場合に適応されるそうですが、認知症がなく、L-ドパがよく効く患者さんが対象になるんだそう。
外科療法は、リスクや費用も高いので、慎重に選択する必要があると言われています。
リハビリテーション
運動療法や歩行訓練などを行って、筋力やバランス感覚を維持する方法です。
薬物療法や外科療法と併用して、パーキンソン病の進行を遅らせる効果が期待できると、言われているそう。
パーキンソン病は完治しない?
ただどの治療方法も対処療法であって、パーキンソン病の進行を遅らせることはできても、根本的に治す治療というのは、現在の医療では存在しないんだそう。
パーキンソン病は、早期に発見して適切な治療やケアを行うことが何よりも大事な病気なんですね。
隣のベッドの人はパーキンソン病の検査入院だったんだけど、リハビリやいろんなお薬試さなきゃで大変そうだったわよ。
— ✧ ま ゆ ✧ (@ma_6v6_yu) October 12, 2023
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パーキンソン病を公表している有名人は?
みのもんた
みのもんたさんは、パーキンソン病を患っていることを2020年11月に週刊文春で公表しています。
みのもんたさんがパーキンソン病を発症したのは、2019年だそうですが、初期症状は「番組で寝てしまう」ことだったと告白されています。
司会業に命をかけていたみのもんたさんが、自身の番組の収録中に寝てしまうなんて、ショックだったと思います…
みのもんたさんは現在、服薬と運動療法でパーキンソン病と闘っていて、症状はかなり抑えられているようですが、「今までのようには司会はできない」ということで、そして2023年3月に、最後のレギュラー番組だった「秘密のケンミンSHOW」を降板。
その後もテレビに復帰はされていません。
現在は、みのもんたさんの父親がが創業した水道メーター会社「株式会社ニッコク」の代表取締役会長として、毎日東京都港区の本社に通勤されているんだとか。
永六輔
「上を向いて歩こう」の作詩家として、世界的にも有名な永六輔さんも、2010年にパーキンソン病を発症しています。
永六輔さんの場合は、歩行が困難になるなど、パーキンソン病の影響が大きかったそうで、発症後はテレビに出演することはなかったですが、服薬を続け、自宅から放送されていたラジオは続けられていました。
ただ残念ながら、2016年には肺炎により亡くなられています。
岡本太郎
「芸術は爆発だ!」の言葉で有名な芸術家、岡本太郎さんも、晩年はパーキンソン病を発病していました。
岡本太郎さんの場合は、手の震えが主な症状だったそうです。
作品作りに影響しそうで、辛かったんではないでしょうか・・・
ただ岡本太郎さんは、パーキンソン病を発症後も創作活動を辞めることはなかったそうで、1970年に開催された大阪万博のシンボル、太陽の塔は、岡本太郎さんがパーキンソン病を発症してからの作品なんですよ!
パーキンソン病に負けず、自分の信念を貫いた岡本太郎さんは、カッコいいですね!
高島忠夫
俳優・司会者として活躍をされていた高島忠夫さんも、晩年パーキンソン病に苦しめられていました。
高島忠夫さんは、2010年に不整脈のため心臓にペースメーカーを取り付ける手術を受けた後、パーキンソン病を発症したと言われています。
高島忠夫さんの場合も、歩行が困難になるなど、運動障害が強く症状として現れたそうで、芸能界からは引退。
2019年に老衰のため、亡くなられています。
病気のために突然、生きがいの仕事を奪われてしまうなんて、高島忠夫さんは辛かったでしょうね。
小森和子
「小森のおばちゃま」の愛称で親しまれていた、タレントの小森和子さんも、晩年パーキンソン病を患われていました。
小森和子さんの場合は、パーキンソン病からの影響で発症した老人性認知症やうつ病も発症していたそうで、最後の10年ほどはほぼ寝たきりの状態だったんだとか。
そして2005年1月8日に、呼吸不全のため亡くなられています。
小森和子さんといえば、明るくいつも元気な印象の方だったので、病気とはいえ寝たきりだったのは、かなり辛かったのではないでしょうか。
江戸川乱歩
大正から昭和にかけて活躍した推理小説作家の江戸川乱歩さんも、晩年はパーキンソン病を患っていました。
江戸川乱歩さんの場合は、手の震えの症状が重く出ていたようで、自分でペンを持つことは困難に。
それでも、家族に口述筆記をさせ、小説の執筆活動は続けられています。
「奇怪館」シリーズは、江戸川乱歩さんがパーキンソン病を発症してから書いた小説なんですよ!
パーキンソン病に苦しみながらも、最後まで探偵小説の創作に情熱を注がれていたなんて、江戸川乱歩さんの作品が今でも多くの読者に愛されている理由が分かりますね。
マサ斉藤
大人気のプロレスラーだったマサ斉藤さんも、パーキンソン病と闘っていた有名人の一人です。
マサ斉藤さんは、当時58歳だった2000年にパーキンソン病を発症。
60代~70代に多い病気なので、マサ斉藤さんの場合は、若くして発症してしまったんですね。
そのため、パーキンソン病と闘った時間も長く、2018年に亡くなるまで、約20年間もパーキンソン病に苦しめられていたんだそうです。
プロのスポーツ選手でも患ってしまう病気なんですね…
三浦綾子
小説家の三浦綾子さんも、自身「道ありき」の中で、パーキンソン病であったことを明かしています。
1992年の1月にパーキンソン病の診断をうけた三浦綾子さんは、「もう小説が書けない。。。」と一度は絶望したそうですが、パーキンソン病と闘う事を決意、1999年10月に亡くなられるまで、執筆活動を続けられています。
三浦綾子さんの最後の長編小説である「銃口」は、パーキンソンを発症しながらも書かれた小説なんですよ。
三浦綾子さんがパーキンソン病と闘いながらも書かれた魂の小説なので、一度読んでみることをおすすめします。
藤原義江
日本のオペラ歌手で「吾等のテナー」と呼ばれていた藤原義江さんも、パーキンソン病を患っていました。
ただ藤原義江さんは他の方とは違って、パーキンソン病を患っていたことは公表されてはいません。
でも晩年の藤原義江さんを見れば、パーキンソン病であったことは間違いないそうですよ。
パーキンソン病になってからは、藤原義江さん自身が舞台で歌うことはなくなりましたが、後進の育成に尽力されていたそうです。
パーキンソン病に負けず、最後まで歌うことに情熱を注がれていた藤原義江さんは、カッコいい方ですね。
佐藤慶
「日本映画の顔」と呼ばれていた人気俳優、佐藤慶さんもパーキンソン病を患っていました。
みのもんたさんや高島忠夫さんは、パーキンソン病を発症してからは、テレビからは引退されていますが、佐藤慶さんはパーキンソン病を発症後も作品に出演し続けられています。
映画『カイジ 人生逆転ゲーム』などは佐藤慶さんがパーキンソン病を患ってから出演された映画です。
例えパーキンソン病によって手の震えなどの運動障害がでても、それを役に活かすことができるのかもしれないですね。
E・H・エリック
タレント、俳優として活躍されたE・H・エリックさんも、晩年はパーキンソン病を患っていました。
パーキンソン病を発症後は、芸能界は引退。
2000年に亡くなるまでは、日本アムウェイ社の最高位販売員として活動をされていたんだそうです。
高橋英樹
俳優・タレントとして活躍されている高橋英樹さんも、パーキンソン病であることを公表されています。
高橋英樹さんは、薬物療法や運動療法などで症状をコントロールできているそうで、現在もテレビで元気に活躍されています。
つい最近、テレビで高橋英樹さんを見ましたが、今までと変わらない感じだったので、パーキンソン病だったなんてビックリしました!
村松厚久
飲食業界で「外食のファンタジスタ」と呼ばれるカリスマ社長で、ダイヤモンドダイニングやDDホールディングスの代表取締役社長を務めている松村厚久さんも。パーキンソン病を患っています。
村松厚久さんは、39歳の時に病気になっているので、若年性パーキンソン病だったんですね。
ただパーキンソン病を患ってからも、病気を隠して社長業にまい進。
会社を年間売上高300億円を超える一大企業へと成長させています。
またいつか故郷の高知に恩返しをしたいと考えていた松村厚久さんは、「よさこい祭り」に参加もされています。
例えパーキンソン病であっても前向きに生きる松村厚久さんの生き様は、勇気と感動を与えてくれますね。
マイケル・J・フォックス
「バックトゥザフューチャー」シリーズの主演として有名な、アメリカの俳優マイケル・J・フォックスさんもパーキンソン病と闘っている有名人の一人です。
マイケル・J・フォックスは29歳でパーキンソン病を発症しているので、若年性パーキンソン病ですね。
1991年にパーキンソン病を発症したマイケル・J・フォックスさんでしたが、しばらくじゃ病気を隠して、俳優活動を続けていました。
ただ症状が隠しきれなくなったんでしょう、1998年に若年性パーキンソン病に罹っている事を公表したマイケル・J・フォックスさんは、パーキンソン病の治療法の開発に資金を提供する財団を設立するなど、パーキンソン病患者の支援に尽力されています。
またパーキンソン病を患ってからアカデミー賞を受賞するなど、同じ病気と闘っている人は、マイケル・J・フォックスさんの姿にかなり勇気をもらっていると思います。
モハメッド・アリ
ボクシング界のスターモハメッド・アリさんも、パーキンソン病と闘っていた有名人の一人です。
モハメッド・アリさんは42歳の時にパーキンソン病を発症しているので、若年性パーキンソン病だったんですね。
1996年のアトランタオリンピックには、最終聖火ランナーとして登場したモハメッド・アリさん。
パーキンソン病の影響で、手はかなり震えていましたが、そんな手でもしっかり聖火を点灯させたモハメッド・アリさんの姿には、本当に感動しましたよね。
ちなみに、モハメッド・アリさんがパーキンソン病になってしまった原因は、長年ボクシングによって脳にダメージを与えてきたからなんだそうです。
ただ、モハメッド・アリさん自身は、ボクシングを続けてきたことに後悔はないと話されています。
カッコいいですね!
アドルフ・ヒトラー
ドイツの政治家、アドルフ・ヒトラーもパーキンソン病を患っていたと言われています。
ヒトラーは、1942年頃から手の震えや足の引きずり、胃腸の不調などに悩まされていたと言われています。
ヒトラーは、パーキンソン病の症状を抑えるために、アンフェタミンやアトロピンなどの薬物を服用していたそうですが、これらの薬物は依存性や副作用が強く、ヒトラーの健康をさらに悪化させた可能性があるんだそう。
ヒトラーのパーキンソン病は、彼の戦争指導やホロコーストにも影響を与えたと考えられているそうですよ。
ヒトラーは、新しい事態に対応できず、固執や妄想に陥るようになりました。
パーキンソン病の診断や治療法は、当時はまだ発展途上であり、ヒトラーは正しい医療を受けることができなかったんですね。
もしヒトラーが正しい治療を受けられていたら…
悲惨な過去は起きなかったのかもしれないですね。
ヒトラーって死んだとき50代前半ぐらいだったよね。その割には見た目がおじいちゃんなんよな。麻薬中毒とパーキンソン病の影響か…昔の人とはいえ老けすぎな感じするし。
— 志野 (@Take_SHIdb) January 31, 2024
パーキンソン病を噂されている有名人は?
加藤茶
ドリフターズの加藤茶さんはパーキンソン病だと噂されています。
加藤茶さんは以前服用していた胃薬の中に、ドーパミンの作用を弱める副作用のある薬があり、それを服用していたことで、手足の震えや筋肉の硬直といった症状が現れるようになったそうです。
45歳年下の嫁・綾菜さんが献身的に加藤茶さんをサポートしているそうですが、現在の症状などかなり気になりますね。
それにしても、服用していた薬の副作用でもパーキンソン病になってしまうなんて、めちゃくちゃ怖いですね。
福原愛の母親
「愛ちゃん」の愛称で親しまれた卓球選手、福原愛さんの母親もパーキンソン病だた噂されています。
というも、最近福原愛さんがアップされた写真の中には、車いすに乗っている福原愛さんの母親が映っていたからなんです。
福原愛さん自身は、自分の母親がパーキンソン病であることは公表されていませんが、介護が必要な状態だということは話されています。
台湾から帰国したのも、母親の介護が目的だったと言われていますが…
横尾渉
Kis-My-Ft2のメンバーとして人気の横尾渉さんも、パーキンソン病だと噂されています。
・テレビに出ている時に震えていた
・テレビ番組でパーキンソン病について詳しく話していた
等が噂の出どころのようです。
横尾渉さんの歳でパーキンソン病を発症していたら、若年性パーキンソン病になりますし、かなりビックニュースですが、真相はどうなんでしょうか?
パブロ・ピカソ
芸術家として有名なパブロ・ピカソもパーキンソン病だったと噂されています。
理由としては、
・パブロ・ピカソは肺水腫で亡くなっている
・晩年の作品は、それまでとタッチが異なっている
などがあげられるようです。
ただパブロ・ピカソは、晩年だけではなく、生涯にわたって多様な作風を展開していたので、パブロ・ピカソがパーキンソン病だったかどうかは、噂どまりのようです。